英語力をのばしたい人必見!目的別にみる英語塾選びのポイントと勉強法のコツ
高校生になると英語の勉強が難しくなります。受験勉強も始まり、英語が苦手になってしまう子は多いでしょう。ここでは、英語が苦手な高校生を持つ親御さんに向けて、高校生が英語を苦手になる理由について解説していきます。高校生向けの英語克服の勉強法についてもまとめていますので、参考にしてみてください。
大学入試を受ける高校生に適した高校生が英語を苦手とする理由の一つが、文法です。高校生になると、細かいニュアンスを伝えるための文法を習うようになり、中学生英語と比較すると文法が複雑になります。中学生までは日本語に直訳しやすい文法を学んできたのに対して、高校生になると日本語で明確にしにくい文法を学びます。そのため、授業で習う英語を理解できなくなり、英語で躓いてしまう子が増えるのです。
英語の学習は、進めれば進めるほど長文問題が出てきたりして問題量が増えます。自分自身の許容量に収まっているうちはよいでしょう。しかし、許容量を超えるような問題量となってしまうと、「面倒」な気持ちが強まり、英語への苦手意識が芽生えてしまうのです。問題の量のみならず、問題自体の難易度も上がっていくため、苦手に感じやすい子が増えやすいです。
英語の学習は積み重ねが求められます。基礎が抜けていれば応用は難しいものです。しかし、学校の授業のスピードが速く、基礎をしっかりとマスターする前に学習が進んでしまうことで基礎が抜けてしまい、分からなくなってしまうのです。
受験する学校によって異なりますが、3年間の高校生活では、およそ3,000~6,000の英単語を覚える必要があるとされています。つまり、これだけの単語を覚えてようやく問題が理解できるのです。単語を覚えていない、つまりは語彙力が不足することで、問題そのものが分からず、苦手意識が芽生えてしまうのです。
高校レベルの英語になってくると、文法も複雑になってくるので苦手意識を持つとなかなかそれを克服できません。そのため、高校英語の勉強法としては、苦手を得意に変えることが大切になってくるのです。
単語が分からないことで、「分からないから苦手」となってしまうのです。つまり、単語を覚えることで、「分からない」の機会を減らすことが苦手意識を生まないコツとなります。
単語も大切ではありますが、単語は文法という基礎に乗せて用いるものです。文法の基礎を理解することも大切になりますので、文法の仕組みを正しく把握できるよう取り組みましょう。
英語を日本語に訳する場合以外には、副詞は大まかに理解しておけば大丈夫です。たとえば、「Coke is very delicious.」(コーラはとても美味しい)という文章における副詞は「very」です。日本語に訳するときには、この「very」は無視できません。しかし、文章の意味を大まかに理解すればいいという場合には、この「very」は特に重要な情報とはならないので、最悪の場合無視してしまっても文章の大意は読み取れるわけです。
高校レベルの英語になると、情報量も大きく増えてきて覚えなくてはいけないことも多くなります。しかし、それらすべてを100%理解して覚えるとなるとかなり難しいですし、なにより苦手意識を助長してしまいます。そのため、大まかに理解しておけばいいところを知ることで、英語を理解することへのハードルを下げるのが有効となるのです。
日本語であっても、長文を理解するのはなかなか難しいもの。それが英語となればなおさらです。英語が苦手な人は、長文を最後まで読んでその意味を理解する前に疲れてしまうということが多いでしょう。しかし、実は英語の文章の大意は、文章の最初と最後に注目すれば理解できるものなのです。
いわゆる教科書的な英文は、基本的に最初に意見を出し、次にその根拠となる事例を記述、そして最後に文章の内容をまとめるという構成になっています。そのため、最初の意見の部分と最後のまとめの部分さえ理解すれば、文章全体の大意は十分理解できるからです。長文を見ただけで読む気がなくなるといったような苦手意識が強い場合でも、文章の最初と最後さえ読めればいいなら読解のハードルも下がるので、苦手意識も小さくなるでしょう。
中学英語までなら、単語の意味がわかればなんとか理解できます。しかし、高校レベルになるとそこに文法が絡んでくるので、急に苦手意識が出てくるもの。そして、文法を理解するのもなかなかハードルが高いものです。そこでおすすめなのが、読解前提で文法を学ぶということです。
単語自体はすべて読めても、文法を理解していないと文章の意味を正確に読み取ることはできません。そして、文法の理解の基本は「動詞から主語・述語を見つけ出す」ということです。たとえば「The girl called Jane called on Jack.」という文章において、「called」という単は2回出てきます。しかし、ワンセンテンスの中に動詞がふたつ出てくることはないので、それを知っていれば「called」のうちひとつが動詞、もうひとつが過去分詞という読み方ができるのです。このように、文章の構成を理解できれば、単語や熟語自体は読めるのに文章が読めないということがなくなります。
高校レベルになると、覚えなくてはいけない英単語の量が増えてきます。そのため、単語を一つひとつ覚えていくのには大きな労力と時間を要します。その労力と時間を削減するためには、単語だけでなく単語の由来も調べてみるのが有効です。
たとえば、いくつかの英単語には「con」や「com」で始まるものがあります。「con」や「com」には「共に」「一緒に」といったような意味があります。つまり、「con」や「com」で始まる単語には、おおむね「共に」「一緒に」といったような意味があると推測できるのです。このように、単語の由来や成り立ち、傾向を推測することができれば、同じような意味を持つ単語の意味をまとめて覚えられるので、単語を一つひとつ覚えるよりも効率的な学習が可能になります。
文法と単語を読み取る力が身についてきたら、次は構文・長文問題に取り組んでみましょう。構文・長文問題は、あらかじめ意味や構成を勉強しておく単語や文法とは異なり、文章を読んだあとで考える問題です。そのため、構文・長文問題を解けるようになるためには、まず数をこなして英文自体に慣れることが必要となります。
まずはスケジュールと目標を設定します。ここでポイントとなるのは、あまりにも現実味のない目標ではなく、「頑張れば手が届きそうな」目標設定です。手が届かない目標ではモチベーションが維持できませんし、簡単に到達できる目標ではモチベーションが上がり切りません。適切なスケジュールと目標設定が、成功のポイントです。
何度も同じ学習をしましょう。いわゆる反復学習は、しっかり覚えるという点でとても大切です。もちろん、正しい学習方法を反復してこそなのは言うまでもありません。間違ったことを反復学習しても成績は上がりませんが、正しい学習方法で何度も反復学習することで、英語は「考えて絞り出すもの」という概念からの脱却を目指しましょう。繰り返し学習することで、伝えたい内容を表現しやすくなるでしょう。頭で考えるのではなく、体に覚えさせるかのような反復学習が肝です。
ノートに書き取りすることも大切ではありますが、音読も取り入れてみましょう。音読を取り入れる際にポイントとなるのは、正しい発音そのものよりも「声に出す」ことです。頭の中で、文章を朗読するよりも、声に出した方が覚えやすいです。また、音読に慣れておくことで、授業中の音読機会にも躊躇しにくくなるでしょう。つまり、一石二鳥の効果が期待できますので積極的に取り入れましょう。
予習と復習を面倒に感じる人も多いことでしょう。しかし、面倒ではあっても継続することで、次第に「当たり前のように行うもの」へと習慣化されます。予習や復習を習慣化させることで、その日の授業のポイントを復習して理解度を深めることにもつながりますし、次の授業の準備を行うこともできます。より理解度が高まる相乗効果をもたらし、英語のモチベーションそのものを高めます。
英語の教材も多々登場しており、それぞれ特徴が異なります。そこで、自分に合った教材を使用することも重要です。学力問題よりも、合う合わないの問題の方が大きいです。例えば、言い回しが微妙に苦手だったり、解説を聞いてもよく分からない教材で頑張って勉強を進めるよりも、言い回しがすんなりと理解できることが大切です。自分のレベルに合った教材を使用した方が学習効率が高まります。
中学英語では簡単に訳せていた英語の文章も、高校英語になると感覚で直訳することは難しくなります。文章に出てくる単語は理解していたとしても、英語の構造や主語・述語の見つけ方を理解していないと正しく訳すことはできません。
高校英語を理解するためには、英語を理屈で考えることが大切です。つまずきやすい文法は繰り返し読むことで、高校英語を直感的に理解できるようになります。
日本の英語教育では「品詞」と「五文型」について詳しく学ぶことはありません。しかし、品詞と五文型は英語を学ぶ上で欠かせない知識です。
五文型はS(主語)・V(述語動詞)・O(目的語)・C(補語)で構成された5つのパターンで、すべての英文は五文型に分類されています。品詞は五文型を構成するパーツとして用いられます。英文の構造について説明するために理解しておきたいのが、品詞と五文型です。品詞と五文型が分かれば英語の理解力がぐっと深まり、TOIECなどの英語試験と英会話の両方で役立ちます。
品詞には「名詞」「代名詞」「動詞」「副詞」「形容詞」「助動詞」「前置詞」「冠詞」「接続詞」「間接詞」の10品詞があります。冠詞を形容詞に助動詞を動詞に含む形で、8品詞で説明されることもあります。
英単語の意味を理解するためには、品詞を理解することがとても重要です。例えば「test」という単語は、名詞では試験を意味するテストですが、動詞では検査する、試験するという意味で使用されます。このように、同じ単語でも品詞が異なれば、別の意味の単語になってしまいます。文章の構造を把握する上で、品詞を区別することはとても大切なのです。
五文型は、S(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)の4つの要素で成り立っています。この4つの語順を並べ替えて、5つの文型に分類されます。すべての英文は五文型に当てはまるため、五文型をしっかりと理解できていれば、高校英語の学習をスムーズにすすめることができるのです。
五文型が分かると、文章を文節で理解できたり、わからない単語も文脈で意味を推測することができます。
リスニング力・スピーキング力を高めるには、ディクテーションとシャドーイングがおすすめです。
ディクテーションは英語の音声を聞き、紙に書き出す作業をいいます。一旦何も見ずに音だけ聞いて書き出した後で、実際の原稿を照らし合わせてチェックします。初めは細かい部分を聞き逃さずに書き出すことが難しいですが、繰り返すうちにヒアリング力が向上し、ミスなく書き取れるようになるでしょう。
シャドーイングは、英語の音声を聞き取り、声に出して繰り返し発語する作業です。最初のうちは完ぺきに聞き取ることは難しいので、手元に原稿を用意して文字を目で追いながらでも構いません。慣れてきたら原稿を見ずに、耳で聞いた音を声に出して繰り返します。
ディクテーションとシャドーイングを行うことで、リスニング力の向上や読解力の強化、発音矯正などの効果も期待できます。
大学入試を受ける高校生に適した