英語力をのばしたい人必見!目的別にみる英語塾選びのポイントと勉強法のコツ
高校受験における英語のリスニングの配点が増えており、大学入試でもリスニングの配点が増えていますから、高校受験の時点でリスニング対策をしておくのが得策です。リスニングの勉強方法やコツ、ポイントをチェックしていきましょう。
英語のリスニングを勉強するにあたり、英語の特性を踏まえた上でどのようなアプローチをしていくかを考えることが重要です。英語の発音や言葉の意味をしっかり重視した上で、効果的な勉強方法を見ていきましょう。
まずは英語特有の発音やリズム、抑揚に慣れていく事が大切です。正しく発音された英語を何度も耳で聞いて、慣れていきましょう。例えば日本でも当たり前のように使われている英語も、カタカナで発音するのと本場のスペルを発音するのとでは全く聞いた感じが異なります。
英単語を覚えるときには、つづりだけではなく音もよく意識して覚えることが効果的です。果物の名前など、身近で簡単な発音から見直していくのも良いでしょう。
音声変化とは、複数の単語を文章として発音するとき、一つ一つの読み方から異なるものを言います。例えば「fill out」は「フィルアウト」ではなく「フィラウト」と発音されています。他にも「in」は「イン」ではなく前の単語から続いて、「keep in」なら「キーピン」と発音します。
英語にはこうした音声変化が多いことを踏まえて、少しずつ慣れていきましょう。
ネイティブの英語の発音を聞いてから、追いかけるようにマネをして発音する練習方法を「シャドーイング」と呼びます。耳で聞いた発音はもちろん、スピードもそのままにまねをして復唱し、分からない言葉はその場で調べましょう。
シャドーイングを繰り返すことによって自然と耳と脳が集中して英語を聴くようになり、リスニング力に加えて発音も改善されていきます。まずは簡単な内容からシャドーイングを始めてみるのがおすすめです。
リスニングの勉強と合わせて文法の勉強を同時進行で行うと、文章の意味や繋がりを的確に理解できるようになります。リスニングの配点だけではなく、ペーパーテストの試験対策としても有効です。
文法のテキストはただ眺めるだけではなく、発音を聞きながら声に出して音読したり、紙に書いてみたりと自分の体で覚えるのが効果的です。
上記の勉強法が一通り習慣になったら、耳で聞いた英語を一語一句すべて紙に書く「ディクテーション」がおすすめです。英語のスペルを正しく書き出せない場合は、カタカナで書いても構いません。
最初は15秒ほどの英語から始めて、自分の苦手な単語を理解し、聞き取れるようになるまで繰り返して行います。最初は聞き取れなかった箇所をそのままにしておいても、繰り返すうちに少しずつ苦手分野の克服に繋がっていくでしょう。
一人で勉強するのが難しい場合は、塾に通って豊富な教材や講師への質問を有効活用すると良いでしょう。リスニング対策をはじめ、あらゆるポイントから入試対策の提案をしてくれるでしょう。
また、ライバルや仲間になる同年代の他の生徒もいますから、切磋琢磨して勉強のモチベーションもアップします。
リスニング対策には多くの時間が要されます。自分では勉強が上手く捗らないという場合には、リスニング対策を得意とする家庭教師を雇うのも一つの方法です。マンツーマンなら集団塾と比べて分からないことをリアルタイムに質問しやすいですし、自分のペースで勉強を進められます。
また、一人で勉強しているとき特有の、間違った発音を覚えてしまうという失敗も防いでもらいやすいでしょう。勉強のスケジュールを不定期にしか立てられないという人や、英文法の弱点を自覚している人にもおすすめです。
リスニングの勉強をしているのに、なかなかリスニング力が上がらない…というケースでは、以下のような間違った勉強方法を実践してしまっているかもしれません。
「聞き流すだけでOK!」という英語教材は少なくありませんが、聞き流すだけよりはもちろん聞き取った英語を元に勉強した方が、効率良くリスニング力はアップします。もちろん聞き流しでは英語に慣れやすくなりますが、聞いた英語を理解するためにはしっかりと勉強する必要があります。
効率良くリスニング力をアップさせるなら、聞き取れなかった部分を反復して聞き直したり、耳で聴きとった英語をつづりや文法と照らし合せて確認したりすることが大切です。
洋画や洋楽を用いた英語学習もよく挙げられる方法ですが、もともと洋画・洋楽は本場のネイティブ向けにつくられた作品です。そのため会話や歌のスピード感がかなり速いのが特徴で、本場特有のスラング(俗語)も多いため、英語の勉強のためにはあまり向いていないのが現実です。
リスニングの勉強を始めたばかりの人にはあまり向いていませんから、初心者向けのレベルに合った学習教材を用いた方が効率的です。
字幕やスクリプトなどの視覚情報にばかり頼る学習方法を使っていると、リスニングに必要な「耳で聴いて理解する」ことができなくなってしまいます。字幕やスクリプトはそれ単体で効果的な英語学習の方法ですが、リスニング力を鍛えるのであれば、耳で聴いて発音や言葉を理解することに重点を置いて勉強しましょう。