英語力をのばしたい人必見!目的別にみる英語塾選びのポイントと勉強法のコツ
英語は高校受験における必須科目のひとつで、受験結果を左右する重要な科目です。英文を読み解くためには単語力は不可欠ですが、英単語を覚えるにはどのような方法があるのでしょうか。色々試し、自身に合った方法を見つけるようにしましょう。
英単語をたくさん覚えたいからといって、一気に暗記しようとしても無理があります。一度に膨大な情報を記憶しようとすると、脳は不要な情報として判断してしまいなかなか記憶に残りません。英単語を覚える上で大切なことは、「短時間」で「繰り返し」覚える事です。
人間の脳は繰り返し見たものを重要な情報として認識する傾向があるため、ひとつの単語に長い時間をかけるよりも短時間でいくつもの単語を継続的に覚える方が効果的です。短時間で何度も繰り返し英単語に触れることで、記憶が定着していき自然と単語を覚えられるでしょう。
英単語だけ覚えようとした際、暗号のようで頭に入ってこないと感じる人も多いのではないでしょうか。英単語を覚えるときは単語だけでなくフレーズごと覚えると効果的。フレーズを覚えることで記憶に残りやすくなり、さらにはその単語が登場しやすい文章の傾向も把握できるでしょう。一度に覚えられる語句が多くなるというメリットもあります。
英語が得意な人ほどフレーズを日本語に直しません。覚えたい単語が含まれているフレーズを文字で書いたり、音声に合わせ繰り返し声に出したりして覚えるようにしましょう。
効率よく英単語を覚えるためには、セットで覚えるのがおすすめです。例えば「like(好む)」と「dislike(嫌う)」は、普通なら2つの単語を2回に分けて覚えることになります。しかし、likeとdislikeをセットで覚えれば、「likeの反対はdislike」と2つの単語を1回で覚えることができるのです。
類義語や対義語、活用などをセットで覚えるようにすれば、フレーズ学習と同じく複数の単語を一度に覚えられるでしょう。辞書にはそれぞれの単語に類義語や対義語も合わせて記載されているため、英単語を暗記するときはまず辞書で引き、関連語もチェックしておくと効率がよいです。
英単語は目で見るだけでは記憶に定着しづらく、スペルミスの可能性も高まります。人は実際に口に出したり、耳で聞いたりしたものの方が頭に残りやすいもの。記憶が立体的になるため脳に定着しやすくなります。
英単語を覚える際は、声に出してみましょう。通学時の電車内など声が出しにくい場所では、他人に聞こえないくらいの小さい声でつぶやいたり、声に出さず口を動かしたりするだけでも効果的です。音声を聞き、発音を正しく合わせればより実践的な英単語が身に付くでしょう。音を聞き、発音と意味を把握しながら音読することで、単語力だけでなくリスニング力なども鍛えられます。
長い単語や覚えにくい単語に出会ったときは、単語の特徴に注目してみましょう。英単語には、それぞれ語根や語源があります。例えば「factory」は工場という意味ですが、「fact(事実)」という語根から成り立つ単語です。factには「作られたこと」という意味があります。
このように語根を知っていれば、一見わからない単語でも何にまつわるものなのかがイメージできるでしょう。英単語をただの文字の並びとして捉えるのではなく、英単語にまつわるヒストリーを知れば、単語の意味が立体的な記憶となって脳に残りやすくなります。
覚えた英単語は、実際に使ってみるようにしましょう。見て覚えるだけでは記憶に定着しにくいですが、実際に活用することで記憶に残りやすくなります。例えば英語の歌を歌ってみたり、実際に英文を作成してみたりなど覚えた単語を実際に使用する機会があれば、効率的に英単語を覚えられるでしょう。
まずは教科書やワークにある問題に取り組む際、発音記号やカタカナによる発音法が記載されたもの、英単語をリスト化したもの、音声アプリなど、単語のスペルや意味だけでなく発音も正確に把握できるものを用意しておくのがおすすめです。
語呂合わせを使って覚えると頭にイメージがわきやすくなり、単語を忘れにくくなります。例えば、「犬のケンが寝るところ」=「kennel(ケンネル=犬小屋)」と覚えると一回で記憶が定着します。自分が覚えられるのなら、多少こじつけでもよいのです。楽しみながら語呂合わせの英単語を増やしていきましょう。
また、単語とイラストや写真をセットで覚えるのもおすすめです。語呂合わせと同じく、イメージと関連させて単語を覚えられるため記憶が定着しやすいでしょう。単語を言いながらその動作をすることで覚える方法もあります。
スマホの英単語アプリは、気軽に英単語を覚えることのできる便利な学習ツールです。覚えていない単語を集中的に出題してくれたり、指でスペルを書いて確認できるたり、イラストや写真のようなイメージと一緒に覚えられたりなど、さまざまな工夫を凝らしたアプリが数多くあります。
さまざまなタイプのアプリがあるため、自身にあったものを選ぶようにしましょう。スマホがあればリスニングをしながら英単語を覚えることもできるし、電子書籍を用いた英単語学習をすることも可能です。忙しい人でも隙間時間で効率的に学習を進められるのではないでしょうか。
学習指導要領の改訂により、英語教育が大きく変わろうとしています。中学においては、指導語彙が900語から1,200語へと増えました。高校では、1,300語から1,800語に。中高を通じて2,200語から3,000語に増えたことになります。
聞く・話す・読む・書くの技能をバランスよく学習することで、言語や文化に対する理解を含めたコミュニケーション能力を育成することが目的です。英語で話したり書いたりできる内容を深めるためにも、単語を多く使いこなせた方が選択の自由度が高まります。
参照元:(【PDF】現行学習指導要領の概要)