英語力をのばしたい人必見!目的別にみる英語塾選びのポイントと勉強法のコツ
中高一貫校の中には、スピーディに英語授業を進める学校があります。そんな中で授業に遅れず英語スキルをのばすには、どのように自己学習を進めればよいのでしょうか。中高一貫校の英語教育の現状や自己学習法について紹介していきます。
大学受験を意識している中高一貫校の中には、中学3年間と高校の2年までの5年間に高校卒業に必要な教育課程をすませる学校があります。最後の1年は大学受験に向けた受験英語に授業を充てることを目的にしているからです。
このような教育は、大学受験だけのためでなくグローバル社会に向けた英語の重要性を見越しているものでもあり、授業の難易度も高めです。
5年間で英語教育を行う中高一貫校の多くは、検定教科書ではなく中高一貫校専用の教科書が用いられています。
この教科書は覚える単語量や文法なども多く、中学校1年生で使う内容に中学2年生前半の内容が詰まっています。1回の授業内容が濃密なために、英語の授業速度についていけなくなったり、一度つまづくとその後の授業に追いつけなくなったりする生徒も多いようです。
文法についても、難しい大学入試に出題されるような表現や特殊な表現が多く、英語を得意とするなら大学受験に向けた理想の勉強法かもしれませんが、英語に苦手意識を持っている生徒にとっては高い壁となってしまいます。
本来、基礎的な文法や語彙力を頭に入れて、徐々にステップアップをすべき中学初期の段階からスピード重視の学習を行えば、レベル差が生じるのは当然と言えるでしょう。
検定外教科書を利用する中高一貫校での英語学習がついていけないと感じたら、勉強法を工夫するしかありません。授業内容をあらかじめ予習したり、授業の受け方を工夫する、定期的に復習するなどの勉強法を取り入れてみましょう。こちらでは、具体的な方法を紹介していきます。
検定外教科書を利用する中高一貫校は、教科書レベルが高くて授業内だけの学習では理解できない可能性があります。そのため、授業に出る内容を予習をして新単語や熟語、文法など調べておき、必要ならば和訳まで済ませておきましょう。
理解できない、あるいは疑問点などを授業で確認する心構えでいれば余裕を持って授業を受けることができます。
事前に予習をしておくことで、当日の授業の受け方を工夫することもできます。例えば、授業する予定ページの教科書をコピーしてノートに貼り、当日教師が教えてくれた重要な事柄をメモしたり、予習内容の答え合わせをしたりすることができます。その場で初めて学習するよりも、しっかりと頭に入れることができるでしょう。
せっかく学校で学んだことを記憶の中に定着させるためにも、学習した内容を復習することも大切です。単語や文法の確認や和訳、英訳を再度実践し、学んだ内容に基づく練習問題などを解くことで応用力や実践力を高めることができます。
テスト対策は日頃から行っておきましょう。定期テスト前のだけ集中して詰め込んでも、英語のように暗記して覚えるタイプの科目は記憶の中に定着してくれません。
スキマ時間を有効に利用して英単語や英熟語の暗記をしたり、和訳や英訳を問題集で何度も繰り返すなどを定期的に繰り返すことで基礎と応用の英語力がレベルアップし、急な単発テストがあったも問題なく対応できるようになります。
検定外教科書を利用する中高一貫校での英語学習は、進行が早くて追いつくのが一苦労という人もいるでしょう。そのような人は、英語の指導を専門にしているプロに頼るのも1つの方法です。
教えてくれるプロが側にいれば、理解までの道のりを短縮することもできますし、自己学習とは異なる効率的な学習アプローチを教えてくれるでしょう。
もちろん、学習塾へ通うには費用がかかります。しかし、いちどつまずいたらドロップアウトしてしまいがちな英語科目であっても、追いつける可能性は十分にありますし、大学受験を希望しているならば必須科目である苦手な英語を克服し、成功に導く道しるべにもなってくれるはず。
英語授業についていかないと感じているならば、英語塾や個人指導を早めに探し、一度指導を受けてみることをおすすめします。そのうえで、どの程度の利用価値があるか、自分の学習スタイルに合っているかなどを見極めてみましょう。
中高一貫校の中には独自のカリキュラムを採択して授業を進めている学校もあります。そうなると、集団指導方式の塾では、そのカリキュラムをカバーすることができない可能性が生じます。
集団指導の塾の場合、成績上位者や平均点の多いボリュームゾーンをターゲットに授業を進めていくことが多いため、成績下位や独自カリキュラムなどの少人数ゾーンに対応してくれません。
学校内で成績を上げていくには、学校ごとのカリキュラム対策が可能な個人指導がおすすめです。